2005年06月14日

ヒマラヤ岩塩はよく「3億8千万年前の海水からできた…」と表現されていますが、それは本当は『最も古いものは』と言う注釈を付けなければなりません。すべてのヒマラヤ岩塩3億8千万年前の海水から生成された訳ではありません。
古いものは3億8千万年前、新しいものは4000万年前位が正しいところでしょう。
3億8千万年前〜
地質学的には、『デヴォン紀』と呼ばれ、海の中にはシーラカンスなどの魚類が繁栄、陸上ではシダ類の植物、両生類が出現。地殻変動により海が隆起し、塩湖が出来たところもあるでしょうし、この頃の海水がヒマラヤ岩塩で一番古いものと思われます。
〜2億5千万年前
『ペルム紀』と呼ばれ、海の中では三葉虫などが繁栄、陸上ではシダ類の他にイチョウ・ソテツなどの樹木、両生類のほかに爬虫類が生息。この頃、恐竜の祖先となる生き物が出現。
地球上にバンゲア大陸と呼ばれる超大陸(唯一の大陸)が出来たのもこの頃。また、生物の90〜95%が絶滅したといわれる気候変動が起きた。
〜1億5千万年前
『三畳紀〜ジュラ紀』と呼ばれるこの時期は、恐竜が出現し繁栄したことで最も身近に知られる中生代である。海ではアンモナイトやプランクトンが繁栄し、魚類も進化を遂げた時期である。
バンゲア大陸がいくつかの大陸に分裂し始めたのもこの頃。
このような、地球上で現在の大陸が形成される遥か昔の大陸移動が、ヒマラヤ岩塩の形成に大きく関わっています。
4〜5000万年前にヒマラヤの造山運動が始まり、大陸に巨大な塩湖などが出来たものと見られます。現在のヒマラヤ山脈の基本的な形が出来上がったのが1500万年前頃と言われています。
この永い造山運動の中で、大陸内に閉じ込められた海の水が干上がって、更に地下に閉じ込められ、ヒマラヤ山脈がせり上がるのと一緒に海抜3000〜4000mまで移動しました。
それは古くても約10万年前の話です。
いや、それでも10万年も前の話と言った方が適切です(笑)
このように長い年月を掛けて、海水の蒸発→地下への埋蔵・圧縮→マグマによる加熱→海抜3000〜4000mまでの移動を経て生成されたのがヒマラヤ岩塩なのです。
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